わたしは勉強ができない

好きなように生きたいね

貴方のせいよ。

 相変わらず、新しい役は見つからない。

半自由人でいるのも、なかなか楽ではない。家族中からゴヤゴヤ言われるのも勿論、学校との繋がりを今すぐバッサリ切り離すワケにもいかないからだ。

 

それは、半自由人の道を選んだ私の全て責任であるけども、きついきつい。兎にも角にも、周囲が鬱陶しくてたまらない。

 

餅のように、ねちっこく私から離れてくれない。それはきっと、これからもずっと一生、自分が生きている限りくっついてくるだろう。

 

そして私も私で、周り無しには生きていけなくて、すがるような人生なのかもしれない。

そう思うと、なんとも言えずもちゃくちゃした気分になり、あー全部嫌だやめたやめたと言いたくなる。

 

 分かっている。周りは私を思ってくれていることも、それを申し訳なく思う自分の気持ちも知っているのだ。それが半自由人の一番苦しいポイントなのだ。

 

 でも、本当にそうなのかなあ。

それだけではないのかもしれないと、今日17にして知った。

 

「貴方のせいで私もあの人も苦しんでいる」

貴方が苦しんでいると、私たちはそれ以上に苦しい。

私のせいなの?

貴方のせいよ。

と言った。

 

3月の夕方の寒さを忘れてしまうほどびっくりした。

 

「だから、貴方は私のために頑張って。」

私のために頑張ることが、貴方のためになる。今後の貴方に活きてくる。とも言った。

 

 どうして、自分のことを他人のために頑張らなければならないのか。

あの人は、自分の苦しみを無くすために私にそう言うのか。

 

言葉にしてぶつけたかったけれど、前を行く姉の背中を見つめながら、隣に立つあの人に向けて、うん頑張るねと言うことしかできなかった。

 

 情けなかった。若い自分に自信がなかった。

 

あの人に、申し訳ない気持ちはある。それでも、言われたことをどうしても受け入れることはできなかった。

 

若さを理由にしているけど、自分の存在自体に私は自信がないのかもしれない。

 

 あの人の言葉は、私の心におもりをつけた。

 

 私の新しい役はきっと見つかる。見つかるけど今はない。

明日は見つかるだろうか。

 

 

 

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